2006/11/8
人生で2回受けた強烈なショックを思いだした。そのうちの1っは中学で“-1(マイナスいち)”の概念を聞いたときだった。それまで-1というものは何かから1っ取ることだったのに、-1という物質を加えるという新しい発想に僕はついて行けなかった。博士の愛した数式にでてくる“オイラーの公式”の説明を読んだとき“なんということ!”。惑星の周りを永遠に回る円周率の数字、無限の宇宙を突き抜けるeの数字、そこに溶け込む虚数i。あやういバランスで宇宙をも包含しそうなボリュームに“1”を足しただけで何も無くなってしまうという現象。数学で真実をさぐるのは与えてもらった自分にどれだけの能力があるのかを知りたいのと同じくらい興味があるなぁ。








TopWorkPersonalDiaryIllustrationTennisLinkspecial