2005/5/17
美枝子さんは一美がレッスンを受けていたこともあってペアを組んでもらった。すでに何年も女子長野県No1だったので、どの相手も“お手柔らかに、マイリマシタ”と最初から負けるものと思って来た。これが強い人から見る風景なんだなぁと思った。どの試合も1ポイントもあげないという試合内容ですぐ終わり、いつもあっというまに決勝戦だった。そんな美枝子さんにお調子者の僕は、いつもできないプレーが不思議とできて“僕ってけっこうやるじゃん”なんて調子に乗っていつも楽しい試合だった。県内の大会は2年間くらい全部優勝だった。必ず一緒にフセさんテラダさんの役者つきの北海道・東京にいった全国大会は新宿駅ではなればなれになったり、レセプションでパンをビニール袋に山ほど持ち帰ってきたり・・楽しくて楽しくて忘れられない。小さくてポーチにどんどん出るのになんで後ろ抜かれないの?って今でもわからない。いつもこんな僕をおだてて力づけてくれた笑顔。試合の後ギューと握手してびっくりする相手の顔。何もかももう見られない。でもありがとう美枝子さん。ありがとう。ありがとう。








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