7/10
小学校のときの恩師が亡くなってしまった。今日はとっても悲しい。思い出すと今も涙が出てしまう。僕は小さいときちょっと変わっていて小学校には上がれないと言われた子だった。幼稚園ではいつもぽつんと一人でいる思い出しかない。トイレも行けないそんな子だった。でも小学校で渡辺先生と出会い、少しづつ普通の子のように自立できるように導いてくれた。僕は算数が好きだった。先生は僕が手を挙げると必ず指してくれ、答えがあっているとみんなの前でほめてくれた。そうしてすこしづつ自分の居場所(生きている実感)を見つけることが出来た。今があるのはすべてこのときからだった。自分の足で一人で人生を歩けるようになったら先生に会ってお礼をしようとずっと心の中で思っていたのに。突然逝ってしまった。悲しくて悲しくて涙がとまらない。
1997年7〜9月のひとりごとへ
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